はるき悦巳作品・全データ

資料

単行本一覧

(初出一覧「収録単行本」のB10という表記は、Bの単行本10巻の意)

はるき悦巳 作品一覧

タイトル 掲載誌 頁数 収録単行本
1978 政・トラ ぶっとん音頭 平凡パンチOh! 3月号 34 A
伝説 マンガ少年 6月号 32
舌町物語 其ノ壱 苦塩
其ノ弐 一笑懸命
其ノ参 結界
其ノ四 二人羽織
其ノ五 すいばれ門づけ
其ノ六 涙をヨイショ
其ノ七 千社札
其ノ八 かもしか二人
漫画アクション
6月1日号
6月8日号
6月15日号
6月22日号
6月29日号
24
22
20
20
20
20
24
20
ドンチャンえれじい 平凡パンチ 7月14日号 30 A
じゃりン子チエ(第1部) チエちゃん登場
テツが泣く
教育パパ
秘密のデート
漫画アクション 10月12日号
11月2日号
11月30日号
12月28日号
24
18
20
20
B1・C1
1979 じゃりン子チエ(第1部) 小鉄vsアントン
テツの薬はゴロンパー
棚のアントニオ
おばあはんは強い!
見てしまったテツ
漫画アクション 1月11、18日合併号
1月25日号
2月1日号
2月8日号
2月15日号
21
20
20
20
20
B1・C1
マラソン大会
花井が来る
ご対面~
漫画アクション 2月22日号
3月1日号
3月8日号
21
19
19
B1・C2
じゃりン子チエ(第2部) 文部省選定映画の見方 漫画アクション 4月5日号 20 B2・C2
「じゃりン子チエ」は、これ以降週刊連載となるため省略します。(97年8月完結)
巨人窟 漫画アクション 8月4日号 9 (Number
82年12月5日号)
日の出食堂の青春 目撃 カスタムコミック 11月号 24 D・H
右むけ右!! 少年ビッグコミック 12月号 40 (未収録)
1980 日の出食堂の青春 ヤーさんが来る
迫丸のアパートにて
カスタムコミック 1月号
3月号
32
30
D・H
力道山がやってきた ビッグコミック 3月10日号 32 (ビッグコミック
増刊号=00年)
日の出食堂の青春 ざざ降りの四人 カスタムコミック 5月号 24 D・H
じゃりン子チエ番外篇 スカーフの秘密 漫画アクション 6月19日号 20 B11・H・I
ヒラメちゃんの日曜日 (不明) 4 B6・C9
日の出食堂の青春 ミッちゃんの結婚
男としての忠告
カスタムコミック 7月号
9月号
28
26
D・H
じゃりン子チエ番外篇 あの頃のアントニオ 漫画アクション 10月2日号 20 C3・H・I
日の出食堂の青春 ヤケクソ・パーティ
日の出食堂の青春
カスタムコミック 11月号
12月号
22
22
D・H
ガチャバイ 第1話 ガチャバイ
第2話 フィルムの中の人物
ビッグコミックスピリッツ 11月号(創刊号)
12月号
24
24
J
1981 ガチャバイ 第3話 黄ィヤン・男の純情
第4話 リターンマッチさまざま
第5話 鉄工所倒産
第6話 咲の計画
第7話 犯人はおまえだ!!
第8話 それぞれの思惑
第9話 パリッとお出かけ
第10話 山荘にて
第11話 黄ィヤンとお買物
第12話 咲に似た人
第13話 鉄工所改造
第14話 映画館の名前
ビッグコミックスピリッツ 1月号
2月号
3月号
4月号
5月号
6月号
7月号
7月15日号
7月30日号
8月15日号
10月30日号
12月30日号
24
24
23
24
21
20
12
12
12
12
22
24
J
じゃりン子チエ番外篇 その後の梅若
怪しい釣り大会
漫画アクション 4月9日号
7月9日号
20 H・I
じゃりン子チエ予告篇 書き下ろし 10 C1
どらン猫小鉄 PART 1 (予・予告編)
PART 2 (予告編)
(不明) 4
4
C2・E・F
どらン猫小鉄 その1~24 (不明) 200 E・F
1982 じゃりン子チエ番外篇 もう一人の雷蔵
山の中のあいつ
ジュニアの初恋 前篇
ジュニアの初恋 後篇
漫画アクション 1月7・14日合併号
4月15日号
7月15日号
10月21日号
20
20
20
20
H・I
ガチャバイ 第15話 映画館完成目前
第16話 「どた咲映劇」完成
ビッグコミックスピリッツ 2月28日号
6月15日号
20
20
J
1983 じゃりン子チエ番外篇 "月の輪の雷蔵"を訪ねて 漫画アクション 10月27日号 20 H・I
1988 じゃりン子チエ番外篇 輪が三つでアメンボウ 前篇
輪が三つでアメンボウ 後篇
漫画アクション 4月12日号
4月19日号
20
20
H・I
H・I
1993 オッペラ甚太 前編
後編
ビッグコミック 1月25日号
2月10日号
32
32
(ビッグコミック
エクストラ=97年)
1997 西の幸福(しあわせ) ビッグコミック 1月25日号 34 (未収録)
夏の虫 ビッグコミック 12月10日号 42 (未収録)
1998 すがすがしい一日 ビッグコミック 2月25日号 34 (未収録)
ガチャバイ 第17話 前夜祭
第18話 どた咲劇場開店
第19話 不景気風に花が散る
第20話 切り札発掘
第21話 「どた咲映劇」重役会議
第22話 黄ィヤンのジレンマ
第23話 「甲州三度笠」上映
第24話 雷電復活作戦
第25話 雷電復活!!
第26話 笑う雷電五百萬
ビッグコミック 3月25日号
4月25日号
5月25日号
6月25日号
7月25日号
8月25日号
9月25日号
10月25日号
11月25日号
12月25日号
32
24
24
24
24
24
26
24
24
34
J
1999 エンゼル~ある失踪と帰還~ 漫画アクション 10月12日号 40 (未収録)
2001 帰って来たどらン猫 全30話 双葉社Webマガジン 2001年6月~
2002年3月

8~10
k
2002 帰って来たどらン猫2 全53話 双葉社Webマガジン 2002年12月~
2006年4月

8~10
L
2012 帰って来たどらン猫3 全56話 双葉社Webマガジン 2012年~2015年
8~10頁
(未収録)

作品解説 & はるき悦巳先生のコメント

(1) 政・トラ ぶっとん音頭
 はるき悦巳の漫画家デビュー作。第1回平凡パンチ劇画賞佳作入選作。
 三味線をならすと跳び上がる芸をもつ猫をあやつる芸人の家に生まれ、猫に芸を覚えさせるために猫を酷使する父親に反発を抱きつつ、結局父と同じような道を歩んだ政吉の人生をたどる。
 背景の絵柄に、はるき悦巳が信奉する、つげ義春の影響が色濃く出ている。

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(2) 伝説
 はるき悦巳作品中、異色中の異色作。聖書の一節をもとに中世西洋の戦記を描く。
 かつて国を救ったという石の巨人にまつわる伝説と、戦士であるがためにそれをかたくなに否定しようとする主人公イシスの心の動きを描く。

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(3) 舌町物語
 荘久一原作であるが、はるき悦巳にとっては最初の連載。6~8月にかけて連載されたようだ。
 東京の下町を舞台に噺家の弟子として修行に奮闘する若者の話。

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(4) ドンチャンえれじい
 家業であるお好み焼き屋をつぐことに漠然とした不安をいだき、家出した主人公ミツルだが、結局たいした芽も出ず帰宅する。しかし亡き父親と入れ替わるようにやってきたというドラ猫のために自分の居場所はすでになくなっており、それを取り戻そうと四苦八苦する。

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(5) じゃりン子チエ
 いわずと知れた、はるき悦巳の代表作。第4話までは単発の読み切りとして登場、その後12話まで短期集中連載された後、第2部より週刊連載となる。97年8月の第67部11話で完結。

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(6) 巨人窟
 阪神ファンの話。最終的に主人公は、巨人ファンに飼われ、巨人ファンに転向させられた挙句に、巨人が負けたときには阪神のユニフォームを着させられ、ウサ晴らしの的になる。
 かなりの悪役として巨人ファンを描いており、巨人ファンには相当な悪評を受けたと想像に難くない。

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(7) 日の出食堂の青春
 家業を手伝うわけでなく、ただ毎日を怠惰に過ごす4人組を、彼らのアイドル的存在である美津子の結婚や、映画館「銀映」の閉鎖などを通して描く。
 1982年9月にNHKでドラマ化(全20回、熊谷真実、太川陽介主演)

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(8) 右向け右!
 飛行機に乗って空を飛ぶという共通の夢を抱きつつ、未来へ向かって生きる少年たちと、戦争をひきずり過去にこだわって生きる老人の対比を描く。
 扉のページで作者名が「はるき悦己」と、間違った表記をされている。

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(9) 力道山がやってきた
 戦争により崩壊した家庭に育ちつつ、自らを「大物」と呼び、近所からも一目置かれるような主人公の少年、咲を描く。実の親子であることもおおっぴらに言うことができない、そんな時代の話。

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(10) じゃりン子チエ番外篇
 濡れ場も生々しい流血場面も出てこない「じゃりン子チエ」本篇の代わりに、猫の小鉄とジュニアが繰り広げる色恋、ケンカの話。
 単行本化に際して話の順番を多少入れかえている。

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(11) ヒラメちゃんの日曜日
 特別付録と銘打っている。ヒラメちゃんの夢が、例のごとくシュールに描かれている。
 この作品も「じゃりン子チエ」の番外的な位置づけになるだろう。

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(12) ガチャバイ
 『力道山がやってきた』の主人公・咲がここでも主人公だが内容は異なる。もともと「ビッグコミックスピリッツ」創刊当時に連載されていたが、その後、作者の都合で連載は中断した。98年3月より「ビッグコミック」で連載が再開された。

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(13) どらン猫小鉄
 予・予告編と予告編(原題はPART1・PART2)、本編の2つはもともと別のものだが、単行本化に際し1つにまとめられた。前者は単行本初収録が前述の「ジュニア版」であるためか、ルビがふられている。
 「じゃりン子チエ」名脇役の小鉄が「小鉄」と呼ばれる前のエピソードを、小鉄が「月の輪の雷蔵」と呼ばれるようになった事件を中心に一大娯楽活劇として描く。
 はるき悦巳によると「人間でやるとクサかったり、生々しかったりすることを猫にやらせた」作品らしい。

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(14) じゃりン子チエ予告篇
 児童向け単行本「ジュニア版・じゃりン子チエ」のために書き下ろされた10頁の作品。
 「じゃりン子チエ」は、児童には設定が難解なため、簡単にチエとテツ、その周辺の因果関係を簡潔にまとめている。

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(15) オッペラ甚太
 舞台はとある山村。生来、破壊的な声の大きさを持つために、大声を出すことを止められている少年が、ひょんなことから世界的なオペラ歌手に認められ、世界一のオペラ歌手になるサクセスストーリー。

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(16) 西の幸福(しあわせ)
 東京の大学に進学し、アパートで一人暮らしを始めた西野福男。ある日、そのアパートに「腹違いの兄」と名乗る見ず知らずの男が住み着き、福男の生活を翻弄させる…。読み切り作品の中にはるき独特のストーリーでは語られない「登場人物の生い立ち」を自然と読みとらせる不思議な作品。

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(17) 夏の虫
 年齢のためにしぶしぶ現役を退きやることのない老人達が、まだまだ自分達は現役でやれることを証明するために、たまたま引っ越してきたうだつのあがらない漫画家志望の男をつかまえてプロダクションを起こした…まさに飛んで火にいる「夏の虫」

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(18) すがすがしい一日
 はるき悦巳自身をモデルにしたと思われる作品。長期連載を終え開放感満ちあふれる主人公は、すがすがしい気分で新しい自転車にまたがって外へ繰り出すのだが…

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(19) エンゼル~ある失踪と帰還~
 ガキ大将「エンゼル」は中学生になった、ある日、突然、一家もろとも夜逃げした。この夜逃げから20年後、エンゼルは、かつての子分たちの前にフィアンセを連れて姿を現したが、エンゼルの本当の姿は…。菊崎健二(カルメラ兄)が1コマだけ友情出演?!しています。

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(情報提供=伊藤顕氏、松浦康浩氏)

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LastUpdate 2020/2/25
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